ビジョナリー思考

ビジョナリー思考「何をすべきか:何をしないでおくか」

ビジョンやミッションなどの会社の根幹とも言える「羅針盤」。進むべき方向を理解することや、そこに進むことの使命感は、この基点から芽を出し、育まれるものだと思います。そして「羅針盤」のもう一つの見方は、進むべきではない方向も示してくれます。例えば、検討もついていない場所で、あるはずもない「金を掘り行こう」というゴール設定は、ただの幻想でしかありません。

 

また、ビジョンやミッションは社員や取引先関係者との形のない「合意書」とも言えます。そのビジョンやミッション対して「合意」することで、努力の意味が理解できますし、応援したいという気持ちも芽生えるものだと思います。

 

ビジョンやミッションが掲げられていない会社では、合意しているのは「労働条件と給与。率先的なやる気やモチベーションの源泉が「時間とお金」のみとなってしまうため、まさに「算盤をはじく」だけの会社に舵を切り始めます。これらを良くするのは望ましいことではありますが、それだけで「生きがい」や「働きがい」などの会社に対するロイヤリティは生まれづらいので、創造力やアイディア力が発揮されづらくなります。

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